「14歳の君へ わたしたちの授業」

お読みになった方もいらっしゃるかと思いますが、

新聞に「14歳の君へ わたしたちの授業」という随時掲載の記事があります。

5月2日付けの神戸新聞には、作家の瀬尾まいこさんによる国語の授業が掲載されていました。

そこにはこんなことが書いてありました。

「中学生という夜明け前は一番暗く感じるけど、実はキラキラしまくっている。絶対、大丈夫」というものです。

この言葉は、中学生に対するメッセージとして書いてあるものなのに、私にとって非常にストンと腑に落ちるものだったのです。

というのも、私が1度目の中学生の親だったとき、ある時から息子が学校の授業中ずっと寝ているという状態になりました。

彼自身も自分自身を持て余し、それはそれは中学生をこじらせ、暗闇を背負っているかのようでした。

その暗さはブラックホールのようで、こちらも暗闇に飲み込まれ精神的にも疲弊していきました。

が、そんな彼も、高校生になってからは自分の熱中できるものを見つけ、その後の進路も見つけていきました。


あれから何年か経って先の記事を読み、あれは輝くために必要な暗闇だったのだなあと、親として納得したのです。


と同時に、塾の先生という立場から見ると「中学生はキラキラしている」に非常に同意です。


それでも、中学生本人は暗い気持ちを抱える人もいるでしょう。

保護者の方も我が子の変化に戸惑うこともあるでしょう。

さらには、お互いイライラして衝突することもあるでしょう。

それは避けられない面もあります。

しかし、「中学生は夜明け前」なのだと思うと、少し気が楽になっていただけるかもしれません。

そして私は、塾生が将来輝ける進路を見つけられるように、お手伝いしていきたいと思います。

国語担当講師 荒柴