8月の教室便りより

 先月23日から始まった東京五輪では、日本人選手たちの素晴らしい成績がニュースになっています。

コロナ下で次々に大会や練習する機会が奪われたようですが、そんな状況でも今の自分に何ができるかと懸命に考え努力してきた、というコメントを見聞きするたび感心しています。


 それは、やはり学習する場合においても通ずるものがあると思うからです。

今、塾生の皆さんには、多少なりとも「分からない、解けるようになりたい問題」があると思います。

それらに出会ったとき考えるべきことは、いかに時間と労力が少なく、必ず習得するにはどうすればいいか です。

そして、逃げずにやり遂げる。

これに尽きます。


 いつも、テスト勉強の仕方や日常の学習方法について、お伝えしてきましたが理解して進む。

分からないものを逃さないように、努力していれば必ず成果は出るものです。


 もう一つお伝えしたいのは、「分からない、解けるようになりたい問題」がどれで、どこが分からないのかは本人にしか分からないということです。

だからこそ、その線引きを誤ってはいけません。

この夏期講習会では真剣に自分の「分からない」に向き合って、大いに成果を出して欲しいと思います。


 また、事あるごとに学習には忍耐力が必要です ともお伝えしています。

これは成長して社会に出ていくまでに、学習や受験の機会を通して、必ず身に付けて欲しいことです。

そうして、忍耐力が身に付いていれば、皆さんの先の人生で出会う困難や失敗も乗り越えていけるはずです。


 当塾にもスポーツクラブなどに所属していたり、クラブ活動に熱中している生徒が来ます。

そんな彼らと接していると、根性(忍耐力)あるなぁ!と感心することもしばしばです。

やはり、昔から言われる「文武両道」は大切だと改めて感じています。


 外国人選手にも過酷だと言われる日本の夏ですが、熱中症には十分に気を付けて乗り切っていきましょう。