今回は私たちの生活に欠かせない、水についてです。
物質は、個体や液体、気体と様々な状態がありますが状態が変化すことを状態変化といいます。液体から個体に状態変化する時、ろうなどは体積が小さくなります。しかし、水は体積が約1.1倍大きくなります。
これは、物質をつくる粒子どうしの間隔が液体より個体の方が広いという水特有の性質があるからです。
水だから、液体より個体の方が体積が大きいのです。
家でペットボトルに水を入れて冷凍庫に入れたことはありますか?キャップの下まで、入れて凍らしたはずなのに、凍ったペットボトルを見ると、飲み口まで、氷が来ていることを目にしたことはありませんか?この現象は、水が液体より個体の方が体積が大きいから起こるものです。
水から氷になる時、質量は変わらず体積が大きくなるためら水よりも氷の方が密度が小さくなります。(氷の密度は0.92g/cm)
だから、氷は水に浮いているのです。
また、南極や北極近くに浮いている氷山は、海面より下にある氷が全体の約90%で、残りの10%だけが海面上に出ている状態になっています。
理科を勉強してもこれから使わないという人がいますが、理科は身近な現象を説明するために必要な知識です。
なんでだろう?と考えながら、生活するとなにか新しいことが発見できるかもしれません。
理科担当講師 尾辻