伝統的なクリスマスケーキ

あっという間に一年の最後の月がやってきました。
今年もやはりコロナに振り回された一年間でした。
だからかとても一年が早く感じられたのは、私だけじゃないと思います。

さて12月はクリスマス。クリスマスにはクリスマスケーキを食べますね。
今回はヨーロッパの伝統的なクリスマスケーキ3種を紹介します。

まず第一にドイツのシュトーレンStollenです。
これは古いドイツ語の”Stollo “から由来していて、柱と言う意味です。
形が柱の様で、中身はレーズン、レモンやオレンジピール、ナッツが入っていて、回りは雪を見立てて白くお砂糖でコーティングされています。

第二はフランスの伝統的なBuche de Noel です。これもまた意味は”Chiristmas log”、クリスマスの薪です。何故この形?と言うのは諸説あるらしいのですが、その内の一つの説はクリスマスに燃やされた薪の灰が悪霊から家族を守るためとか?またクリスマスの時期は一年で一番寒いので、薪を燃やして人々を明るく照らし暖かくする、と言う意味もある様です。

最後にイギリスのChristmas Puddingです。このケーキは大抵クリスマスのディナーの後に出されるもので、プリンと言っても日本のプリンとは全く違います。中身はドライフルーツ、スパイス、牛脂、ブランデー、ラム酒が入った濃厚な蒸しケーキです。伝統的に英国の家族はこのケーキをクリスマスの約4週間前の11月の最後の日曜日に作るそうです。

最後に日本ケーキは、真っ白なクリームの上にストロベリー

を載せたものをイメージしますが、これは明治時代に不二家が売り出したケーキで、それが現在まで続いている様です。

受験生の皆さんもクリスマスには美味しいケーキを食べて、時にはほっこりしながら、勉強に励んで下さいね。さて今年はどのケーキを食べますか?

英語担当 城