一般入試の振り返り(国語)

塾生の皆さん、新入、進級おめでとうございます。

昨年度は、中3生全員が第一志望に合格するという幸せな結末を迎えることが出来ました。

今年度も同様になるために、先の一般入試を少しだけ振り返りたいと思います。


さて今回は、古文や漢文、小説、論説という定番と併せて、会話文と資料の読み取りが出題されました。

推薦入試も含め、資料の読み取りは頻出傾向にあり、受験も実用的なものになりつつある印象です。

また実用的といえば、もう何年も漢字の書き取りは出題されていません。

スマホやPCがある生活が普通になり、漢字を書く機会が減っている今、読むことが出来れば良しということでしょうか。

しかしながら、複数の同音の漢字から適切な漢字を選ぶ問題は毎年出ていて、正解するには漢字の意味を理解することが必要不可欠です。

では、漢字の意味を理解するにはどうすればいいのか。

これは先程の会話文の問題の中にヒントとなる記述がありました。

「住・柱・注・駐」を例に挙げ、へんが意味、つくりが音を表す形声文字であるという共通点以外にも、「主」に「とどまって動かない」という意味があるのも共通点であり、それらに気づくと漢字の意味がより深く理解できるというような趣旨です。

ただ、実際に学校で習う漢字のすべてを調べることは大変なので、ときどき漢字辞典で部首の意味を調べるだけでも違ってくると思います。

面倒だと思う人もいるかもしれませんが、先輩たちに続けるよう頑張っていきましょう。

国語担当講師 荒柴