期末テストも終わり、はや一学期が終わろうとしています。
そして、ここまで見てきて、今年度の塾生は「ありがとうございます」が言える子たちがとても多いという印象です。
プリントの配布やちょっとした物の受け渡し。毎年、毎度「えー、嫌やぁ」という言葉の中で配る小テストでさえ、今年度は「ありがとうございます」と言われるので、本当にいい子たちだなあとマスクの中でにやけてます。
こういうことを書くと、うちの子だけ言ってないのではと心配になって「あんた。ありがとうございますって、塾でちゃんと言うとん?」とか言いたくなるかもしれません。
もし、この文章についてお子さんに話されるのであれば、「塾の先生が、今年の子は『ありがとうございます』がきちんと言えるって褒めとったったで」で十分です。
子育てしていると、ついつい子供の粗ばかりが目について、口出ししたくなると思います。
しかし、上の子を育てただけの経験からですが、それは逆効果だったと思っています。
親が目につく粗は本人もたいてい気づいています。そこをさらに指摘されるのはつらいので、親に隠そうとします。隠すので、また口出ししとその負のループの繰り返し。
大人から見れば不十分でも子供なりに頑張っています。
それを認めたうえでアドバイスするということを身をもって私が気づいたのは我が子の受験も目前になった時でした。
その話はまたの機会にするとして、皆さんのお子さんはしっかり「ありがとうございます」が言える子に育っています。
いろいろ言いたい気持ちはぐっとこらえて、おおらかに見守っていきたいものです。
国語担当講師 荒柴