紅葉 なぜ赤い?

 なぜ、秋になると葉は赤くなるのでしょうか。植物が光合成をしてエネルギーを作っていることは、皆さん知っていますよね。

光合成は葉の葉緑体というところで行っています。葉緑体は、緑色のため植物は緑色が多いのです。

しかし、秋になると葉は紅葉し始めます。
 ではなぜ、緑から赤に変わるのでしょうか。

それは、秋になると太陽の光が弱まり、光合成があまり出来なくなってしまうことが原因と考えられています。

光合成で作られるエネルギー量が木を維持するために必要な量より少なくなってしまいます。

そのため、葉を落とし、エネルギーが少なくても枯れないようにしています。葉には、栄養が沢山入っています。その栄養をそのまま落としてしまうのはもったいないため、葉から栄養を吸収します。

その段階で、葉が緑から赤に変わっていき、吸収しおわると、葉は茶色になり下に落ちてしまうのです。これが落葉です。
 ぜひ、皆さんも観察してみてくださいね。

理科担当講師 尾辻